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私の現実世界

2009.04.04(16:09)
昨日の日記で、「生きる意味を、人とのつながりや、社会での立ち位置に求めてはいない。」と書いたけれど、その言葉は、私の一般的な社会に対する現実感の希薄さから出ている。

前にも書いたけれど、私は子供のころから、この世といわれているものに対しての、現実感がとても薄い。
まるで、いつも、目を通して映画でも見ているような感覚なのである。
怪我などをして痛みを感じると、生きていると感じたりする。
今までのことは夢だと言われたら、信じてしまえるような感じなのだ。
どうも、この世というものに対して、あまり実感がないのである。

だから、昨日紹介した映画(『パンズ・ラビリンス』、『ビッグ・フィッシュ』など)に、大いに共感するのだと思う。
毎夜見る夢も、荒唐無稽な内容で、現実の社会とは全く違い、めちゃくちゃである。

ところで、以前、とある事情で全身麻酔を受けた経験があるのだが、その時の経験が、この現実感の希薄さに対して面白かったので、別の場所に書いていた当時の日記を抜粋してみる。

(ここから↓)

この間、とある事情で手術を受けることとなり、生まれて初めて全身麻酔というものを経験した。
その時は痛みがひどく、悶え苦しんでいるような状態だったのだが、麻酔をかけると意識が遠退いていった。
看護士に声に出して数を数えるように指導されたのだが、1、2、3・・・まで数えたのは覚えている。

その後私は幻覚の世界に入った。

全身麻酔をかけると幻覚を見るケースがあるようだが、初めて薬物による幻覚というものを経験した。
それは表現するのがとても難しいのであるが、3DCGのようだと言えばいいだろうか。
一面が真っ白の世界。
そこにトウモロコシの粒のような形をしたものが縦横無数に並んでいる。
その粒が大きくなったり小さくなったり変化をしながら、色々な立体像を形作り、曲線的になだらかに動いている。
とても流動的に動いているその中を、実体のない私は意識だけになって一緒に動いている感じだ。
目で追っているというか、飛んでいるという表現でもいいかもしれない。
終わりの無い世界、そんな感じ。

それが終わった後、意識が段々と戻ってきた時、今度は体の感覚がおかしくなった。
たぶん体に力が入らなかったせいではないだろうかと思うが、自分の体の身体感覚がおかしくなったのだ。
具体的にいうと、体が大きくなったり、小さくなったりするような感じだ。

実は普段からこの感覚は寝ている時によく起こるので、あぁまたこれか、という意識があった。
昔から夜寝る時に、意識をすると同じように、体が大きくなったり、寝ているのに立っているような感じで頭から下の感覚がズレたり、足の感覚が無くなったり、全身が天井にくっついているような感じになったりするのだ。

だから、またこれか、と思ったのであるが、そのうちこれいつ終わるのかな、ずっと続くのかなと不安になった。
幻覚が始まってから、夢なのか現実なのか全く分からなくなっていたのだが、そのうち手足が動くようになって触覚が戻ってから、体の実感が湧いてきて、これが現実なのだと現実世界が把握出来るようになった。

その時実感したのだが、体の感覚ってとても重要なのですね。
体の感覚があるから、現実感を感じるのではないかと思った。
体があるということは、とても大事なことなのだな。
心と体は切っても切れない関係ではあるが、それを実感した出来事であった。

母にこの話をしたところ、母も昔全身麻酔で幻覚を見たらしいのだが、その時は白いもやのような世界だったそうである。
私が見た粒々の世界は、私が常日頃意識のチャンネルを変えると感じる、粒子のような世界観に似ていて、ちょっと興味深いものがある。

(引用ここまで)

現実感と体の感覚は、どのくらい関係しているのだろう。
私の現実感が薄いのは、体というものを感じる感覚異常からも来ているのであろうか。

よく分からないが、概念的ではなく、直接的・具体的な感覚に現実を感じるということもあるので、その辺りも関係しているのだろうとは思うのだけれど。

でも、そのお陰で、私が感じる現実は、満ち足りた綺麗な美しい調和で成り立っている。
私の世界は、時間も言葉も、嘘偽りも、余計な装飾も無く、いつだって平穏であり、心地良いもので溢れている。
これは、現実逃避ではなく、現実の違う側面、違う形の現実であり、数ある現実世界の中の一つなのである。

このようなことを考えていたら、やはりこの世で一番厄介なのは、人間の感情なのかもしれないな、と思った。
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コメント
平穏で心地よいもので溢れている(^^♪
でも、そのお陰で、私が感じる現実は、満ち足りた綺麗な美しい調和で成り立っている。
私の世界は、時間も言葉も、嘘偽りも、余計な装飾も無く、いつだって平穏であり、心地良いもので溢れている。
これは、現実逃避ではなく、現実の違う側面、違う形の現実であり、数ある現実世界の中の一つなのである。

このようなことを考えていたら、やはりこの世で一番厄介なのは、人間の感情なのかもしれないな、と思った。

・・・いい感じだね(*^^)v
【2009/04/04 19:35】 | きめ | [edit]
>きめちゃん
いい感じかしらん?(笑)
ありがとねん♪
(*´ー`*)
【2009/04/05 21:55】 | もけ | [edit]
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Author:空海もけ(そらみもけ)
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